REDDプラス・海外森林防災研究開発センターだよりご登録の皆様 このメールマガジンは、受信のお申込みをしてくださった方と当センターが主催するセミナーにご参加くださった方に配信しています。 いつもご利用いただきありがとうございます。 今回は、「森林を活用した防災・減災のためのCOOKBOOK」英語版とREDDプラス・海外森林防災研究開発センター研究員による論文、1) REDD+と森林認証に関する総説、2)ベトナムの経済成長と自然災害被害、を紹介します。 -------------------- 「森林を活用した防災・減災のためのCOOKBOOK」英語版 本書は、森林の機能を活用した防災・減災(F-DRR)に取り組むための基礎知識や技術を、平易に解説した技術書です。昨年2月の日本語版刊行後、多くの読者から好評をいただき、「英語版はいつ出版されますか?」という問い合わせが相次ぎました。これを受け、暫定英訳版(Provisional Translation) を発行いたしました。 英訳にあたっては正確を期しましたが、意図しない誤りが残っている可能性があります。内容を確認される際は、必ず日本語原本と併せてご参照ください。この暫定英訳版が、森林防災への国際的理解の促進に役立ち、世界各地で発生する山地災害や高潮被害の軽減に貢献することを願っています。 『森林を活用した防災・減災のためのCOOKBOOK』(日本語版・英語版)は、下記からダウンロードできます。 https://redd.ffpri.go.jp/pub_db/publications/FDRR_cookbook/index_ja.html また、ご希望に応じて冊子版を郵送いたします。冊子版をご希望の方は、REDDプラス・海外森林防災研究開発センターまでメールでご連絡ください。 -------------------- 1) 江原 誠, 内藤 大輔, 内山 愉太, 香坂 玲 2026. 国際的な気候変動対応と生物多様性保全に関する研究動向 REDD+と森林認証制度を事例として 林業経済研究 72 巻 第 1 号 p. 41-54 https://doi.org/10.20818/jfe.72.1_41 気候変動に関する問題と生物多様性の劣化は二大地球環境問題として位置付けられる中で、森林の保全と持続可能な利用は、グローバルな課題として認識されている。その課題への対応として、林業分野ではREDD+や森林認証等のスキームが注目されている。REDD+と森林認証は、現段階では確立した制度という位置づけにはなっていないが、気候変動対応と生物多様性保全の両者に対応するスキームとして各地で実施、活用されている。排出削減のみならず、生物多様性保全や地域社会の発展にも寄与することが期待されるREDD+については、これからの数年においてその評価が定まっていくことが予想される。森林に関する包括的な国際条約が不在の状況において、森林認証は、国際的な森林管理に関して、世界各地の森林・林業において重要な役割を担うことが期待されている。環境保全、持続可能な発展への貢献が国際条約や市場から、より一層求められる状況において両スキームの今後の動向を注視していく必要がある。 森林分野における国際的な制度・政策動向に関心のある方は下記(J-STAGE)からご覧ください。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jfe/72/1/72_41/_article/-char/ja/ ----- 2) Tetsuya MICHINAKA, Makoto EHARA, Tan Phuong VU, Thuy My Linh NGUYEN, Takashi OKAMOTO, Katsuto SHIMIZU, Takeshi TOMA, Van Tiep HA, Van Tuan VU Has Economic Growth Mitigated Natural Disaster Damage in Vietnam? A Hybrid Approach to Panel Data Analysis Japan Agricultural Research Quarterly(JARQ) https://doi.org/10.6090/jarq.24J33 本研究では、台風・豪雨・洪水・地すべりなど多様な自然災害に直面するベトナムを対象に、2010〜2020年の省別年次パネルデータを用いて、経済発展が自然災害被害(経済被害額)にどのような影響を及ぼすのかを、ハイブリッド型パネルデータ分析によって検証しました。降水量、標高、地形の起伏度(TRI)といった自然条件に加え、一人当たりGRDPや農業GRDPなどの社会経済的要因が自然災害被害額を軽減するのか、あるいは拡大させるのかを多角的に明らかにしました。分析の結果、一人当たりGRDPの影響は統計的に有意であり、農業GRDPが高い省ほど被害額が大きくなる傾向が確認されました。 本論文は 現在 J-STAGE -JARQの早期公開ページから全文を閲覧できます。ご関心のある方は、下記リンクよりご覧ください。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jarq/advpub/0/advpub_24J33/_article/-char/en -------------------- =+=+=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+= REDDプラス・海外森林防災研究開発センターだより2025年度 No.9 発行年月日:2026年03月05日(木曜日) 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 REDDプラス・海外森林防災研究開発センター URL:http://redd.ffpri.go.jp/ (本センターは林野庁補助事業「令和7年度グローバルサウス諸国における森林を活用した防災・減災技術展開促進事業」を活用しています。) ********* ・本メールマガジンは、REDDプラス・海外森林防災研究開発センターのイベントや同センター研究員の研究を中心に、関連情報の配信を希望された方、同センターのイベントで名刺をいただいた方々にお送りしています。 ・本メールマガジンの配信登録情報は、REDDプラス・海外森林防災研究開発センターのメールマガジンの配信およびイベント情報の配信以外には使用いたしません。 ・メールマガジン配信先の変更もしくは、配信停止をご希望の方は、下記連絡先までEメールにその旨をご明記の上ご連絡ください。メールマガジン配信先のご変更をご希望される場合には旧配信先情報を、配信停止をご希望の場合にはご登録情報を、それぞれの手続きと同時に抹消させていただきます。 ・メールマガジンに関するご意見につきましても、下記連絡先までお寄せください。運営の参考とさせていただきます。 (配信先変更・配信停止・ご意見にかかる連絡先) REDDプラス・海外森林防災研究開発センターだより担当:小池 redd_f-drr_rdc@ffpri.go.jp